あかし内科クリニックのある久原ですが、後ろに須久名山、前には中城湾と大変自然に恵まれた美しい場所です。しかし南部地区医師会の発刊している《かかりつけ医マップ》をご覧になっていただけるとわかるとおもいますが、当クリニックは知念半島の端にあり近隣５ｋｍ以内に医療機関がまったくありません。もともとゆかる医院に通院されていた患者さんに加え、近隣の方々がクリニックができてよかったと大変喜んで来てくださり、地域医療への貢献を感じられ充実した日々をおくらせていただいております。

当クリニックは海野漁港の向いにありますので、患者さんには海人のかたや釣り好きのかたもたくさんいらっしゃいます。自分も釣りが趣味なので、釣りの話がはじまると診察時間（雑談？）が長くなってしまうのが困ったところでもあり、楽しみでもあります。（診察室には以前、宮古島で釣ったタマンの魚拓を飾っております。）

当クリニックに通院されている方は高血圧、糖尿病、高脂血症のかたも多く、このような生活習慣病の診療はもちろん大変重要ですが、患者さんの中には内視鏡検査をまったく受けたことのない方も多くいらっしゃいます。このような方たちにもクリニックで上部・下部内視鏡検査を積極的に勧めていきたいと考えています。胃がんや大腸がんを早期発見し、南部地域で、がんで亡くなる方がいなくなるように努めていきたいです。特に大腸がんは早期に発見できれば完治が可能な疾患です。沖縄タイムスにも掲載されておりましたが沖縄県の大腸がんによる死亡改善率は全国最下位です。飲酒や喫煙、食生活に加え検査の受診率の低さが大きな要因であるといわれています。血便があっても痔のせいであると自己判断され外来でもなにもおっしゃっていない方もいます。

当院では日帰りにて内視鏡的ポリープ切除も行っていおります。佐敷・知念・玉城・大里　与那原の方で内視鏡検査を受けられたい方、便潜血検査で陽性だった方は是非受診されてください。

地域の身近なかかりつけ医として信頼して通院していただけるよう、温かい医療を提供し、南部地区の皆様が“健康で幸せな人生をおくるため”お役にたてますよう頑張っていきたいと思っていますのでよろしくお願いいたします。